新刊

なぜ、公教育における民族教育の場に注目するのか

民族教育と多文化共生教育 : 京都・大阪・川崎

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公教育における民族教育という時間的・空間的にきわめて限定された場のもつ、アイデンティティ形成への影響力に焦点を当てて検討

著者 金 兌恩
ジャンル 一般書籍
出版年月日 2022/03/15
書店発売日 2022/04/22
ISBN 9784910132099
判型・ページ数 B5変・343ページ
定価 2,970円(税込)
在庫 在庫あり

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第1章では、民族教育や多文化主義、多文化教育に関する先行研究を検討し、民族教育と多文化共生教育の相互作用を検討する際の有効な視座を示す。多文化教育への検討においては、教育の場の位置性に注目し、場の性格とあり方、そこにかかわる人々との関係が、マイノリティ児童のアイデンティティの形成になぜ重要なのかを、カリキュラム論を中心にしてみていく。

第2章では、公教育における民族教育の歴史を、戦後の民族学級の草創期にまで遡って検討する。

第3章から第5章までは、「民族型」民族教育の実践の事例として、京都における民族学級のあり方を検討する。

第6章から第8章までは、「折衷型」民族教育の実践事例として、大阪における民族学級のあり方を検討する。

第9章では、川崎地域の公教育における民族教育の場の生成と展開過程を、京都・大阪地域と比較しながら検討していく。

第10章では、川崎市ふれあい館における民族教育の場への参与観察および関係者への聞き取り調査から、川崎地域の公教育における民族教育の場で従来の民族教育の基本精神・原則がどのように継承あるいは変貌されているかをみていく。

終章では、各地域の公教育における民族教育の場の基本原則や精神、そして多文化共生教育との関係や相互作用を総合的に検討し、各事例における公教育における民族教育の位置と関係の図式化を試みる。その上、公教育において、どのような民族教育と多文化共生教育との関係が望ましいのかについての意見を提示し、二つの教育の間に繰り広げられてきた葛藤や不調和の超克の可能性と課題を探る。

序章 : なぜ、公教育における民族教育の場に注目するのか
第1章 : 多文化共生と多文化主義、そして民族教育
第2章 : 公教育における民族教育の場の誕生、衰退、そして再登場
第3章 : 京都の市立小学校における民族教育実践の生成と継承
第4章 : 京都市立小学校の民族学級
第5章 : 多文化共生の中の民族学級
第6章 : 大阪の民族学級
第7章 : 大阪市立小中学校の民族学級
第8章 : 大阪の民族学級と多文化共生教育
第9章 : 川崎のふれあい館における教育実践の生成
第10章 : 川崎市ふれあい館における教育実践と多文化共生
終章 : 民族教育と多文化共生教育は「共生」できるのか

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